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米有力議員「在沖海兵隊は不要」

すみっち通信さんのブログより、興味深い記事を紹介します。

米有力議員「在沖海兵隊は不要」

「私には海兵隊がいまだに沖縄にいる意味がよく分からないね。そりゃー、沖縄周辺で台湾と対峙している中国を野放しにしたくはないけれど、沖縄にいる15000人の米海兵隊が中国本土に上陸して中国軍と戦うことになるとは到底思えないよ。それを言うなら空軍や海軍だろう。将来的に考えてみても、沖縄の海兵隊を活用できる機会はないね」

 

よくぞ言ってくれました!と思わず拍手を送りたくなるような沖縄海兵隊不要論をスパっと断言する米議員が登場した。民主党のバーニー・フランク下院議員だ。

 

フランク議員といえば、民主党議員のなかでも大きな影響力を持つ有力議員で、みなさんもご存知のように、現在アメリカで進められている米金融規制改革法案の一本化作業を担う上下両院協議会の議長を務めている有力議員だ。

 

ん?金融やってる議員が海兵隊不要論?軍事は専門じゃないはずなのになぜ?と思う人はきっと多いことでしょう。そう、まさにそこがポイント。いまだかつてない深刻な債務危機に直面し、街には失業して家を失った人がまだまだたくさん溢れているといった状況で、増税なんて安易な手を打つ前に、まずはムダを削ってやりくりしろよ、ってことで、オバマが推し進める金融規制改革法案を手がけるチームの筆頭として活躍する傍らで、ゲーツ国防長官が提案した米国軍事費削減案を見直してみたフランク議員の目に留まったのは、イタリアや日本など海外に溢れている米軍基地の数だった。

 

現在、世界38カ国にある米軍基地の数は460。ラムズフェルド元長官は2004年にこの460ある米軍基地のうち、3分の1を閉鎖して、海外に駐留している7万人の米兵をアメリカ本国へ戻すように提言をしていたんだけど、イラクやアフガン戦争の勃発でお流れとなってしまっていた。

 

今年3月にゲーツ長官が、本格的な国防費削減に取り組む姿勢を示してからというもの、軍需産業は激しく抵抗し、お膝元にそうした関連企業を抱える政治家たちは難色を示したり、そんでもってワシントン周辺ではロビー活動がまたまた活発化する、といった現象が起きてきたわけで、「軍事費削るぞ!」という国防長官の一言で、上を下への大騒ぎが展開されたこのサマに、アメリカという国がいかに戦争をすることで経済をまわしてきたのかが肌で感じられたほどだ。

 

 

実はラムズフェルド元長官は、海外の米軍基地閉鎖案を提唱したとき、かなり具体的な試算をしていて、これによると、200基地を閉鎖すれば120億ドルが節約できるとなっている。これに目をつめたフランク議員は5月末にタスクフォース「米軍事費削減委員会」を組織。メンバーに名を連ねているのは、2008年の大統領予備選挙の共和党候補で保守派層で幅広く支持されているロン・ポール下院議員やウォルター・ジョーンズ下院議員、そしてロン・ワイデン上院議員といった超党派で、彼らはさっそくワシントンへの働きかけを始めた。

 

 

軍事が専門でもないのになぜ余計なおせっかいをする?ってな感じで、こうしたフランク議員の動きを面白くないと受け止める議員はたくさんいる。例えば上下両院の軍事委員会メンバーや筆頭のマケイン議員といった面々だ。

 

 

水面下ではかなりのぶつかりあいがあったようなのだが、そこは一本気で知られるフランク議員。まずは足元をしっかり固め、ワシントンを地ならしした後、世論へ働きかけるためのメディア戦略へと打って出た。

 

有力政治家が寄稿することでも知られているオンライン政治誌「ハフィントン・ポスト」6日付けにロン・ポール議員との連名で国防費削減を訴える寄稿が掲載されたとたん、テレビやラジオへの出演依頼が相次ぎ、こうした番組に出演したフランク議員がまず真っ先に閉鎖すべき米軍基地として名をあげたのが沖縄の普天間飛行場で、フランク議員は抑止力などといった軍事用語を持ち出す代わりに、冷戦時代から引きずっている不要な基地を今すぐ閉鎖しろ、と「フテンマ不要論」を唱えたのである。

 

 

フランク議員は8日のMSNBCの番組「モーニング・ショー」では、「(海兵隊が駐留する沖縄の普天間飛行場について)私が話をした人のほとんどは、アメリカの海兵隊なんてジョン・ウェインが死んだ頃に沖縄から撤退していたと思ってるよ」とハリウッドスターの名前を交えながら、フテンマは第二次大戦の遺産だと主張。「いまだに駐留している理由が理解できないし、今後も沖縄の海兵隊を活用できる機会はない」と断言。10日の米公共ラジオ局(NPR)への出演でも、向こう10年間で国防費約1兆ドルを削減する案として、ヨーロッパを含む海外の米軍基地の縮小を提唱し、このなかで、沖縄の海兵隊を「第二次世界大戦の遺産で21世紀には無意味な無駄な支出の象徴」と位置づけ、不要論を展開した。

 

注目すべきは、「そうはいっても、米軍に守られている国ってたくさんあるわけですよね?」というラジオ局のアナウンサーの質問に対し、「同意できない。昔はサウスダコタにフランス軍が駐留していたし、アリゾナ州にも他国軍が駐留していたけど今はもうみんな撤去している。アメリカにはもう、他国に軍を置くおカネがないんだよ!」ってな具合に、冷戦時代のロジックは21世紀の現在にはもうあてはならない、それよりも何よりも、アメリカにはそうしたものに使うおカネがないという現状の厳しさを自覚せよ、アメリカ人よ、いい加減に目を覚ますんだ!と明確な主張を繰り広げていた点だ。

 

 

こうしたフランク議員の主張は、米軍基地を望まない存在として捉えている世界各国の米軍基地撤去推進派から両手をあげて迎え入れられ、同議員の事務所には、フランスやイタリアや韓国といったメディアからの取材依頼が舞い込んでいるそうだ。

 

フランク議員が組織したタスクフォース「米軍事費削減委員会」は、「増税や社会保障、EPAを削減する前に、まずは膨らみすぎてしまった軍事費を厳しく見直して削減すべきだ、と訴えていて、向こう10年間で約1兆ドルの削減を目標に掲げている。

 

フランク議員の影響力の大きさはもちろんだが、「論より数」で単純明快な主張を展開するフランク議員にまず耳を傾ける議員は多いようだ。

 

「フテンマ基地は、冷戦期から引き継いだお荷物」と主張するフランク議員。ゲーツ長官とラムズフェルド元長官は仲があまりよくないことで知られているけど、海外の米軍基地を縮小すべき、という点では一致しているから、もしかしたらフランク議員への援護射撃役が期待できるかもしれない。

 

こうしたフランク議員の動きをアメリカの独立系政治メディアは細かく伝えていて、米ウォールストリートジャーナル紙も「(県内移設に反対している沖縄県民は)ワシントンに強力な味方を得た」と伝えている。

 

日本のメディアは、「在沖海兵隊のプレゼンスは、米軍のアジア展開において不可欠な要素であり、広範囲にわたる同地域に持続的な安定をもたらしている」と主張する米知日派議員や米軍高官の声ばかりを報じる傾向が強いから、この米下院の重鎮フランク議員が唱え始めた主張がどう報道されるのか気になるところだ。

 

参院選では消費税問題に主役を奪われ、すっかり影を薄くしていた普天間問題だが、ここへ来て、ワシントンで沖縄の米海兵隊の撤退を主張してくれる力強い味方を得た。フランク議員は米金融規制法案をまとめあげた手腕が高く評価されている重鎮議員。軍事専門ではないものの、「在沖海兵隊は第二次対戦の遺産。21世紀には意味がなく、無駄な支出の象徴だ」という同議員の主張への支持は広る可能性を持っている。

 

そうなれば、在沖海兵隊撤退へ向けた動きが米議会でも加速し、フテンマ問題は従来のジャパンハンドラーズの手を離れたところで思わぬ展開をするかもしれない。

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1 ■海兵隊不要論は設立以来何回もあったこと、学ぶとすれば自己変革力だ!!

ブログ名:「Funny Restaurant 犬とレストランとイタリア料理」
http://yutakarlson.blogspot.com/2010/07/blog-post_19.html
こんにちは。現在米国議会で海兵隊不要論がむしかえされています。実は、海兵隊は設立当初から今に至るまで、数かぎりないほど不要論がもちあがっています。海兵隊は、何度も存立の危機に見舞われ、そのたびに大きな自己変革、組織変革をして今日に至っています。だから、全く無駄なことなど最初からしません。沖縄に海兵隊の基地に置くのは、明確な意図、戦略があります。現在米中関係は必ずしも良好とはいえません。さらに、来年6月17日に中国人(在外華僑)が100隻余の漁船で大挙して尖閣諸島侵略を計画しています。そのための決起集会とも考えられる「2010年9月18日ロサンゼルス全世界華人釣魚台回復旗揚げ大会」 をアメリカで挙行します。このようなことも考え合わせると、沖縄の海兵隊ますます、存在意義が大きくなっていると思うのは私だけでしょうか?詳細は、是非私のブログを御覧になってください。

2 ■おまえ、馬鹿でしょ?

>yutakarlsonさん
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