スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

戸倉ダムは利権にならないため、6年前に消えてしまった。


八ッ場ダムと同規模の戸倉ダムが6年前に消えたのはなぜ?

今はもう誰も語る人は居ませんが、地元の政治家、国交省の官僚たちが大きな過ちを犯した戸倉ダムのことです。

戸倉ダムは昭和47年ごろから計画が始まったもので、八ッ場ダムとはほぼ同時進行で推移してきたものです。

日本広しといどもこれほど条件が揃ったダムは他にはありません。
総貯水量9400万トン(八ッ場ダム10、700万トン)と9割ほど。湛水面積200ha(八ッ場310ha)と面積は3分の2で済みますし(その分深い)遜色ない規模です。

何よりもすばらしいのは、水没人家なし。土地の9割が東京電力所有地、群馬県片品村の住民こぞって完成を願ってました。勿論反対住民はほとんどなかったというものです。(当時私は片品村の住民でした)只、猛禽類の生息地域でその事は心配の種でしたが。

驚くべきはその費用です。戸倉ダム1230億円 これは取り付け道路数キロ一本と150mほどの橋梁一本のみで済み、ほとんどがダム本体の工事費で八ッ場と比較する上で多めに見積もったと言われてます。従って下流域の負担金は例えば埼玉の場合190億円、方や八ッ場ダム574億円と戸倉の場合3倍です。

同時進行の両ダムをしっかりと比較検討、精査したなら戸倉を採用せざるを得ない筈にも拘らず、八ッ場を選んだのは各都府県が如何に杜撰であったか、そうでなければ地元自民党政治家の犯罪の臭いすら感じさせるこのような一連の動きに加担したことになります。

当初は戸倉ダムのせいぜい2,5倍ほどの金額でしたが(結果は5倍6倍になるそうですね。)いずれにしても地元関係政治家は、金額が大きい事にしか眼が向かず「八ッ場採用」ということですね。

結果莫大な損害を都民・県民に背負わせたことになりました。結局、戸倉には拠出金を出せないと言うことで中止に追い込まれました。片品村には何とか整備費とかいって、22億円の謂わば違約金のようなものが支払われ、戸倉ダムはなかったこととなりました。皮肉なことにお陰で片品村は子孫に美林を残すことが出来ました。


戸倉ダムは住民の中に反対は全くなしで、工事費も非常に小さかったのです。

しかし、八ッ場ダムは反対も多く当初の予想工事費は戸倉ダムの2.5倍ともなっていました。実際完成までにはその費用は倍に跳ね上がるでしょう。

なぜ、条件のいい戸倉ダムを放棄し、八ッ場ダムを推進したかといえば、八ッ場ダムの方が利権になるからということです。反対が多い分、工事を長引かせることができ、いつまでも未完成のままそこに流れるお金を利権にすることができるためでした。

前原国交相には、空港などでも、いろいろと大変でしょうが、頑張ってほしいものです。


人気ブログランキングへ
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

1 ■そういえば

私も忘れていました、戸倉ダムが中止になったことは知りましたが、もう忘れていました。地元でしたら覚えていますね。
長引かせられないのと、補償金を払う相手がいないことが原因でしょうね。
後で、引用させてくださいね。

2 ■Re:そういえば

>晴彩(はるさい)さん
はい、どうぞ?

これは利権だということを本当に分からせる記事でしたね。

3 ■無題

 公共事業は、公益の前に利権が絡むのですね。他のダムや空港も投資対効果を精査すれば作られなかったかもしれませんね。
 身動きできない八ッ場ダムに対して、英断が必要な時なのだと思います。
 ダム建設中止、ダム建設続行(ダム湖有りきの再建計画)の二者択一では、落としどころが無いです。
 半世紀の葛藤を納める為の、第3の提案が必要です。

4 ■Re:無題

>おいらは、ちびのり。斉天大聖!さん
そうですね。
そして、利権というものにこれからも支配されないような、そしてこれからの日本を作っていけるような、国土開発をしていってほしいとも思います。
プロフィール

翼を失った天使

Author:翼を失った天使
FC2ブログへようこそ!

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。